子どもたちは、初めて経験する集団生活で様々な経験をします。
その為には、子どもたちをとりまく環境はとても大事です。
当園はキリスト教の精神によって、神に守られ、生命を尊び、感謝する心、
「ありがとう」「ごめんなさい」と素直に言える豊かな心を持った思いやりのある子、
自主性のある子に育てたいと祈りつとめています。
又、日常生活の中で様々な経験をし、自然の中で五感を十分働かせるような遊びを多くとり入れ、
広々とした園庭で園児一人ひとりが健康な園生活を過ごせるよう努力しております。
母体である日本聖公会は、英国国教会(アングリカンチャーチ)の流れに属する伝統的な教会です。
日本聖公会には300余りの教会があり、幼稚園や保育園をはじめ、立教大学、桃山学院大学、平安女学院、プール学院大学、聖路加国際病院、聖バルナバ病院、エリザベツ・サンダースホームなどの教育機関や、医療社会福祉施設など多様な働きをしてきています。
和歌山県内には、ナザレ幼稚園、シオン幼稚園、聖心幼稚園、岩田幼稚園、マリア保育園、特老「愛の園」などがあります。
本園は1941年(昭和16年)、海草郡はじかみ村に保育園「愛郷学園・子どもの家」として幼児教育を開始し、その後、住民の要望により、宗教法人初島聖十字教会付属の幼稚園「初島幼稚園」として、キリスト教精神に基づく教育施設に改称し、事業を継続してきました。
又、宮原地区においても、水害救援事業として住民の要望に応え「愛の園幼稚園」を設立し幼稚園教育に尽力してきましたが1964年(昭和39年)に「愛の園幼稚園」は宮原地区保育所に譲渡され、その任務を完了しました。1982年(昭和57年)4月学校法人の認可を受け、学校法人聖十字ヨハネ学園初島幼稚園として環境、設備の整備を図りつつ、幼児教育の発展と充実のために取り組み今日に至っています。
豊かな自然に囲まれ、全園児が家庭的な雰囲気で生活しています。
日頃から異年令で遊ぶ機会が多く、思いやりの心が自然と育ちます。
自然がいっぱいの園庭で四季折々の植物や生き物に触れ、その美しさや不思議さを発見し、感動したその経験が身体表現や絵画表現などにもつながっていきます。
一人ひとりの子どもの心に寄り添い日々の保育にあたっています。